KINGDOM-キングダム【4巻】のあらすじや掲載話、登場人物のまとめと『すでにもう見た事がある方』も『これから見たい』という方にも、キングダムの魅力とキングダムを何倍も楽しむ方法を見どころとネタバレも含めてご紹介します。
キングダムのアニメ&映画情報
現在、放送されているキングダムのアニメや映画の情報です。
アニメ「キングダム」
第3シリーズ：2020年4月5日24:15からNHK総合で放送開始
Official Twitter
声の出演：
映画「キングダム」
2019年4月19日公開
出演：
前巻までのあらすじ
山の王をみごと説得し、盟を結ぶことに成功した秦王・政
玉座奪還のため山の王たちと共に秦国・咸陽に乗り込んだ。信の活躍により朱亀の門を開門した政たち山の民一行であるが、竭氏の家臣・肆氏（しし）が山の民が欺くことを見破り兵を配備していた。
政は自らはおとりとなり、自軍を二手に分け別働隊となった信・壁・山の民らに王弟討伐を託す。
ギリギリの戦いの中、秦王・政の玉座奪還は成るのか！？
KINGDOM-キングダム【4巻】の収録話（ネタバレ注意）
第31話 魏興の弩行隊
「大王のそっ首たたき落とせ！」竭氏側の武将が声を上げる。
政の策で10人程度で別働隊となった信・壁・山の民たちは右龍の回廊に向かった。信たち別働隊の向かった右龍の回廊には竭氏の家臣・肆氏（しし）の信頼する左慈（さじ）が待ち受けているため別働隊の後を追う敵兵の姿はなかった。
山の民・タジフが岩の鈍器で右龍の回廊に繋がる門をたたき割り、別働隊は中に侵入する。
王宮の広場では、政、昌分君、楊端和と山の兵士たちが魏興（ぎこう）の弩行隊と対峙している。
他国も恐れる弩行隊の前に立て直しを図る昌分君であったが、楊端和は両腕を組んで余裕の表情を浮かべ「矢如きに屈する山の民ではない！」とし、続けて叫んだ「突撃態勢！！」
弩行隊が行進してくるが、楊端和率いる山の民は引こうとしない。昌分君は弩行隊を前にしり込みしている。
政も「山の民に続くぞ」と昌分君に声をかける。
魏興が弩行隊に一斉射撃の指示を出そうとしたその時、矢に打たれた山の民3人が弩行隊のど真ん中で立ち上がり弩行隊を次々に薙ぎ払う。
楊端和と山の民もそれに続き乱戦となる。
竭氏及び肆氏はこの状況を目の当たりにして驚愕を隠せない。
第32話 人斬り長
信たち別働隊は右龍の回廊で待ち受けていた敵部隊と対峙していた。
敵部隊の中に、左慈がいた。
左慈は呂氏・竭氏の両丞相間で暗殺の応酬が続いた際に竭氏側の暗殺者として暗躍していた人斬り長である。
左慈にとって暗殺者の顔は影の一面であり本性は生え抜きの武人である。
壁が叫んだ「王宮内には左慈、魏興の他に将たる将はない。ここを突破すれば本殿までの道のりは近いぞ！ここが正念場だ！！」
信、バジオウが先頭に立ち左慈率いる敵部隊に突っこんだ！
王宮の広場では、楊端和と山の民が魏興の弩行隊を相手に奮闘している。
山の民の強さに堪らず魏興は王宮中の衛兵を集めるように指示をだす。
その時、魏興の目に乱戦に入っていた秦王・政の姿が目に留まる。
右龍の回廊では、混戦状況となっていたが左慈の一振りで山の民が真っ二つに両断された！
勢いに乗っていた信、壁、バジオウは左慈に注目する。
第33話 触発
左慈の”一振り”で両断された山の民。
仲間を殺され、他の山の民が叫びながら左慈に切りかかるが左慈は物ともせずこちらも一刀の元に斬り伏せてしまう。
左慈の武力に震えだす河了貂と壁。
壁は左慈の武力の前に完全に身動きが取れなくなっている。
しかし、信は不遜な顔つきで左慈に対して言い放つ「調子に乗りすぎだよ。ハゲ！」
左慈と信の一騎打ちが始まった。
左慈のスピードと技・力の前に信は一歩も引かない。
周囲のものは信と左慈の戦いを目の当たりにして驚愕する。
それは味方である壁も同様で、左慈相手に一歩も引かない信の強さに天下の大将軍への可能性を示唆するのであった。
信の剣先が左慈の右腕をかすった。
刹那、左慈の一振りが信を襲う。
壁が信の窮地に後ろから左慈を斬りつけた。
壁は左慈を2度斬りつけたが、 左慈の傷は浅い。踏み込みが足りないのだ。
次は左慈を討ち取れる！壁が思った瞬間。壁は左慈の一刀をモロに受けてしまったのだ。
第34話 逆上
壁が左慈に斬られた。
信と河了貂、山の民の注目が斬られた壁に集まる。
左慈は振り向きざま信に告げる。「続きだ小僧」
王宮の広場では政が先頭に立ち乱戦が続いている。政は乱戦に入り込んでいて敵将・魏興が近くまで来ていることに気づいていなかった。
左慈と信の一騎打ちは壁の乱入により一時中断したが、壁が斬れら再度信と左慈との戦いが始まっている。
しかし、信は頭にくらった一撃のせいで焦点が定まらず左慈の力に吹き飛ばされてしい左慈の速さについていけない。
信は左慈の剣技の前にボロボロに斬られてしまう。
河了貂は左慈に斬られた壁に息がある事を確認し、壁の元に駆け寄る。
戦況は信・山の民ともに味方全員が苦戦している。
信と左慈の一騎打ちは、もはや左慈の一方的な武力の前に信は手が出せない状況となっていた。
第35話 合力
信は左慈の討ちこみを一方的に耐えていた。
突然、信が左慈を弾きばした！信は体力の回復を図り、左慈がキレて大ぶりになったスキを見て敢えて左慈の討ちこみを耐えていたのだ。
信が左慈に向かって言い放つ「誰が天下最強か教えてやる！！」
王宮の広場では、騎馬した敵将・魏興が政の前に立ちはだかっている。魏興は政のひるまぬ姿勢に一縷の武人が宿るのを感じるが「生まれた刻と場所が悪すぎたな！御免！！」と言い政を斬りつけるのだ。
騎馬した敵将・魏興が宙を仰ぐ格好で吹き飛ばされた！魏興には事態が呑み込めない。
粉塵の中に政の前に立ちはだかる昌分君の姿が見え、魏興に告げる
「馬上にふんぞり返っておる割には、随分と軽い剣だな」
魏興、昌分君の戦いを城上から見ていた王騎将軍が副官・謄（とう）に右龍の回廊の戦況を探るように指示を出す。肆氏が必勝を期して配置した左慈。その左慈の存在を承知で秦王・政と昌分君が放った別働隊の動向が気になるのだ。
右龍の回廊では、脳震盪（のうしんとう）が治まった信と左慈が一戦を繰り広げている。
左慈が次の一刀で信を斬り伏せようと振りかぶる。
信は左慈の武力の前に体中切り傷だらけだ。余力は一刀のみ。漂から受け継いだ王の剣を手に集中力を高める。
信と左慈が同時に斬りかかった。
信の身体から血があふれ出る！
だが、信は倒れずに踏みとどまった。
左慈は驚き信を振り返る。
信は左慈にこう告げた「頭に血が上りすぎて気づかなかったようだな。壁に2度くらってから速さも力も半減してたって。壁の落とし前だ！」
「しっかりうけとれ！！」
信が告げると、左慈は身体から大量の血を噴き出してその場に突っ伏した。
第36話 嘲笑う王弟
本殿-
王宮の本殿では大臣たちが広場での騒ぎを訝しんでいた。
玉座に寝そべっている王政・成蟜の前に竭氏が早足で現れ報告した。
・今回の山の王の下山は盟復活のためでない
・入城した50人は朱亀の門を突破。公龍の広間で肆氏の兵300人と交戦中である
・50人の山の民の中に秦王・政の姿があった
竭氏の報告にうろたえる大臣たち。
竭氏はうろたえる大臣たちに城内に侵入した秦王・政及び山の民を全衛兵を以って皆殺しに、また城外の山の民は一万の軍を以って掃討するとした。
王弟・成蟜は竭氏の報告に高笑う。
「死を以って思い知るがいい。貴様には王たる資格がなかったことを。王は俺だ！！」
右龍の回廊で奮闘していた信・バジオウらは左慈を失った残兵たちを全て討伐した。
斬られ、倒れている壁に信が歩み寄る。
壁が生きていた！
壁は言う「腰が引けていた分、受けた傷も一寸浅かったようだ。」
ボロボロになりながらも王弟の元へ向かう信と壁、山の民たち。壁は重症を負い山の民に背負われている。
信・壁は覚悟を決める！「成蟜を討つぞ！」
第37話 仇
王宮の広場の一戦は敵兵・味方共に乱戦に疲れ、山の民も気力の限界が近くなっていた。
政が大きな声で叫んだ。「勝利は目前だぞ！！」
「成蟜と竭氏二人を失えば敵は必ず崩壊する！今にも別働隊が襲い掛かり首領二人を討つ！」、「俺たちはただ耐えればいい！」
「血を流し尽くしても耐えしのげ！！」、「耐えしのげば俺たちの勝ちだ！！」
秦王・政のこの言葉に味方の士気は大いに沸いた。これを聞いていた楊端和も山の民の士気を上げる。
肆氏も政のゲキに敵ながら感心してしまう。
だが、到着した精鋭兵を引き連れ、秦王・政には一縷の望みも残っていないと言う。
右龍の回廊から王弟・成蟜のいる玉座へ向かう信たち傷ついたものを皆で励ましながらゆっくりと進んでいく。
壁は「この戦の勝利も我々別働隊にかかっている」とゲキを飛ばす。
片手を斬られ重症を負った山の民に信は肩を貸すが途中、力尽きてしまう。
目の前で死んだ山の民を見て、信は怒りながら宮中の各部屋の扉を蹴破る！
信が蹴破った扉の中では、本殿仕えの者たちが驚いている。
壁が叫ぶ「本殿は近いなんてものじゃない！すぐ目の前だ！！」
第38話 ランカイ
王宮の本殿では、王弟・成蟜が玉座で寝そべり、竭氏及び王弟派の大臣達が王弟派の勝利を疑わず声高らかに話し込んでいた。
そこに騒がしい足音が聞こえる。ザッザッザッザ！足音が止んだ。
次の瞬間、本殿の扉が開かれ先頭に立つ信が告げた「終わりだ悪党共！」
大臣たちは逃げ惑う。
竭氏は怒りの形相で叫ぶ「貴様ら一体どうやってここへ！」
玉座に寝そべりながら王弟・成蟜が口を開いた。
「死罪だ。」
「下等な輩が高貴な王宮に踏み入った罪で死罪」
「下等な輩が王族に向かって話しかけた罪で死罪」
王弟に対して、信も叫ぶ
「秦の大王は政だ！！お前はただの反逆者（クソ）だ！」
王弟・成蟜が「ランカイ！」叫んだ瞬間。信の隣に立っていた山の民の胸から上が消し飛んだ！！
ランカイの異様なデカさに圧倒されながらも信が斬りかかる。
だが、ランカイの体が固く斬れない。逆にランカイのパンチを受けて信がはじけ飛ばされる。
河了貂、壁、山の民らははじけ飛ばされた信を見て呆然とする。
信に代わって、バジオウ・タジフ・シュンメンがランカイと戦っているが、バジオウの双刀でもランカイを斬ることができない。
第39話 バジオウ
ランカイが吠える「ボオオオオオオ！」
王弟・成蟜は余裕の笑みを浮かべたまま玉座に寝そべっている。
壁もランカイの迫力に成す術がない様子だ。
バジオウがタジフとシュンメンに話かける。「俺がやる。しばし昔に戻るぞ」
壁は一人でランカイに向かっていくバジオウに疑惑の表情を浮かべる。
その頃、城外で待つ昌分君の配下たちは城内の様子が気になる様子であった。
しかし、山の民たちは楊端和、バジオウの武力に絶対なる信頼をおいており失敗はないと語るのであった。
山の民の老人が語るには、バジオウは屍の内臓を貪る獣であった。楊端和はバジオウを一族に招き入れ、バジオウも次第に人間性を取り戻した。しかし、バジオウの中には過去の獣が潜んでいるという。
ランカイに対して、一人立ち向かうバジオウ。
身軽にランカイの攻撃をかわし、刃を突き立て翻弄している。
壁は目の前の光景が信じられない。
バジオウがランカイの傷口を素手で引き裂いた。ランカイはバジオウの強さを前に引き退がった。
第40話 悪
ランカイに弾き飛ばされた信は夢を見ていた。
夢の中で漂が信に語りかける。「仇討ちは朱亀で十分だ。こっから先はそうじゃないはずだ」
漂に続いて政が夢の中に現れた。「天下の大将軍が聞いて呆れる。さっさと起きろ。今はお前に懸ってるんだぞ！」
信は目を覚ました。
目の前では、バジオウ・タジフ・シュンメンがランカイを相手に圧倒している。
王弟・成蟜が怒りの表情でランカイに怒鳴り散らす。「誰が休めと言ったランカイ！！！」
ランカイは成蟜の言葉一つで戦意を取り戻し、タジフを柱に叩き付けた。
信が目を覚まし王弟・成蟜に話かける。「そろそろそこどけよ成蟜。政が外で怒ってるぞ！」
第41話 決定打
広場で戦っている政と楊端和ら山の民。
敵の精鋭兵らに囲まれ、苦戦を強いられている。楊端和がトッヂ・フゥヂら山の民に秦王・政を守るように指示を出す。
昌分君は騎馬した魏興と一騎打ちを演じている。しかし馬上の魏興には苦戦しており別働隊の朗報を待っていた。
ランカイがバジオウ・タジフ・シュンメンらに追い立てられ暴れている。
信がランカイの足を斬りつけるが、ランカイの固い脚には刃が立たず蹴り上げられてしまう。
壁が信に話かける。「もっと剣を信じろ。剣は500年の争乱が育んだ最強の武器だ！」、「剣で倒せぬ相手なし！」 壁の声に信が何かを閃いた。河了貂に剣を右手にヒモで縛らせた。
信がバジオウにランカイの動きを5秒止めるように指示を出す。
タジフがランカイの足に組み付いた。バジオウとシュンメンもランカイに飛び掛かり信に叫んだ。「コレデドウダ少年！！」
信はランカイよりも高く飛んでいた！
「力じゃねぇ。剣と一身となり。一分のぶれもなく。ただ真っ直ぐに！！」
「ただこの一点を！！突き通す！！！」
信がランカイの胸を突き刺した！
キングダム4巻の主な登場人物
キングダム4巻の見どころ
秦国・王都咸陽の王宮に50人で踏み込んだ政と信、楊端和と山の民たち。
政がおとりとなって王宮広場に残りただ耐える戦い。別働隊として右龍の回廊を突き進む信と壁、バジオウら山の民達。広場で絶体絶命の状況の中戦う政や楊端和たちは、信たち別働隊が王弟を討ち取る事を信じて戦っている。
8万対3千という絶望的戦力差にも怯むことなく、策で立ち向かう政と信たちは王弟を討ち取ることができるのか。
成蟜の子飼いのランカイの規格外の大きさとパワーにも圧倒されるも必至に食らいついて行く信とバジオウ・シュンメン・タジフの戦いも見どころですよね。
キングダムを全話イッキ読みするならU-NEXTが断然オススメ
コメント