【体験記】手の舟状骨骨折での入院生活・手術の痛みとその後

舟状骨骨折のアイキャッチその他
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ひょんなことから手の舟状骨を骨折してしまったのでその時の治療方法や手術、その後の経過をご紹介します。

一般的に舟状骨の骨折は血流が少ないことから、完治には他の骨折よりも長期間を要するらしいので留意する必要があります。

入院

3泊4日の入院生活がスタート

手術の前日の午前中に病院へ行き、各種手続きをした後に病室へ案内されました。

私と同じタイミングで入院する方たちが数名いたので一緒に病棟に関する説明を受けて1名ずつ病室へ案内されます。

病室を案内された後すぐに担当の先生から再度、手術に関する説明を受けました。

手術前に受けた説明

・手術の内容
・手術の順番
・手術着をレンタルして、当日は手術着に着替えて待っていること
・手術前日にシャワーで患部を洗うこと
(病棟では他の入院患者さんとの共同生活なので、シャワーは自分で予約を入れます。予約用のプレートがシャワー室前に張られているのでプレートに名前を記入してナースステーションに持っていくことでシャワー室の予約ができます。)
・使用する麻酔の種類(全身麻酔ではなく腕のみの局部麻酔)

手術に関する説明が終わると、自由な時間

私の場合は入院と言っても手首のみの受傷で且つ、痛みが殆ど無いので病院内をうろちょろと散歩したりして時間を過ごしていました。入院中は『6時起床の21時消灯』と、とても健康的な生活を強いられます。

6人部屋にとても後悔

入院中はできるだけ費用を安く抑えたかったので個室ではなく、6人部屋にしましたがこれにはとても後悔しました。
 同室の方たちの『生活音』や『食事中のそしゃく音』などがどうしても気になってしまい落ち着きませんでした。特にいびきが凄すぎて夜中に寝ることができなかったのです。

次回、もしも入院することになったら迷わず個室を選択します。

いざ手術当日

レンタルした手術着を素肌の上に羽織って、担当の看護師の方と徒歩で手術室へ移動します。
 (下は動きやすいハーフパンツを履いていました。)
手術室までの移動の時間はとても緊張しましたが、担当の看護師の方が優しい方で冗談を言いながら緊張をほぐしてくれました。

手術室に入ると手術台に仰向けで寝るように指示されます。
左手では点滴の準備が進められ、同時に心電図の用意と麻酔の準備が始まり右手全体を複数の先生によって消毒されます。
パソコンのモニター上には自分の神経の状態が映し出されており、そのモニターを見ながら麻酔科医の先生によって麻酔が施されました。

私は麻酔の効きが悪く、麻酔が効くまで30分ほど時間がかかりましたが『麻酔が効く前にメスで切られたら・・』と考えてしまいとても恐怖を覚えました。

この後は、麻酔と同時に誘眠剤の効果で寝てしまったためほとんど記憶がありません。

 途中、ボンヤリとですが『折れた骨が予想外に脆くなっており、スクリューを通すと粉砕してしまう可能性があるのでピンで固定する方法(ピンニング)に変えます。』と言われた記憶があります。

手術の後は名前を呼ばれて覚醒しましたが、麻酔の効果で右腕の感覚が全くありませんでした。

寝たままの状態で手術台からストレッチャーへあっという間に移されて、担当の看護師の方によって自分の病室へ移送されました。
 その後、『しばらくすると麻酔が切れます』と説明を受けてベットで横になりますが手術した患部は心臓よりも高い位置を保つ必要があり、ハンガーラックのようなものに吊るした状態にされます。

ベッドに横になってしばらくすると麻酔が切れてきて手首にジンジンと非常に激しい痛みが出てきます。この痛みは手術した当日が一番強く、痛み止めを看護師さんにいただいて何とか凌ぐことができました。

手術による激しい痛みは入院中の2~3日の間で殆ど無くなりました。

手術後に病院からいただいたレントゲン写真

手術後の画像
ピンニング手術直後のレントゲン画像

私は手術の後は点滴による抗生物質を投与するために3日ほど入院しました。

入院生活の最終日は朝ごはんを食べた後、清算をして電車に乗って帰宅。
入院と手術全てでかかった医療費は11万円程度でした。

退院後

その後は自宅でのギプス生活が始まりましたが、夏場にギプスを装着しての生活は非常に辛いものがあります。

また、激しい痛みはないものの軽い痛みは2~3週間ほど続きました。

私がギプス生活で感じた悩みはこちらの記事で紹介しています。

退院した後は、2週間の間隔で病院へ通院しレントゲンを撮って骨に異常がないか検査する日々が続きます。私の場合は6週間程度でギプスを外すことが出来ました。

ギプスを外した直後、病院のシンクで手洗いをするように言われ手洗いをしたらびっくり!

ものすごい大量のアカが手から出てきます。
(ギプス中は手洗いもできないので当然ですが、あまりの量に驚いてしまいます。)

手首や指の拘縮

2か月近くギプス固定していたので、ギプスが取れた後は手首や指の関節がなかなか曲がりません。
関節を曲げようとするととても痛い!

長い間使わなかった関節が固まってしまった感じになりました。
拘縮(こうしゅく)というらしいです。

私の場合は2週間くらいかけて、お風呂の中で少しずつ動かすようにしたら徐々に解消できました。
温めると良いみたいです。

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