1年間の感謝を込めてお世話になった職場の方やご家族に「毎年お歳暮を贈っている」という人も多いと思います。
今年はコロナの影響で様々な変化がありましたが、年末恒例のお歳暮商戦にもコロナの影響が及んでいて、テレビやネットなどの各種メディアでも聞きなれない「帰省暮」という言葉が取り上げられています。
帰省暮(きせいぼ)
年末になっても感染が止まらないコロナの猛威。
テレビでの報道やネットでの感染者数の遷移を見ていると感染が止まるどころか、これまで首都圏や大都市に留まっていたコロナの感染が地方にも飛び火しているのが分かりますよね。
今年は地元や実家(家族間)でのコロナの感染リスクを考えて、年末の帰省を見送る方が増加しており帰省を見送った方々が「帰省できない代わりに送るお歳暮」が帰省暮です。
年末の過ごし方「帰省しない」「わからない」人が7割
大手通販サイト「楽天市場」が行ったアンケート調査「年末の過ごし方のアンケート」では、「帰省しない」「わからない」と回答した人が約7割(65.2%)、ギフトで感謝の気持ちを伝えたい人が4割(38.6%)という結果になっています。
記事を書いているわたしも田舎から仕事の都合で上京している身なので、このアンケート結果には共感できます。帰省したくても帰省出来ないのは正直辛いところで、「夏休みやお盆にも帰省できなかった」という方も多いはず。
帰省したくてもできない今年のお歳暮は、例年通りの人気商品に加え、一風変わった贈り物が人気になっているようです。
しかし、そもそもお歳暮は「送る人」と「貰う人」日本人のどの程度の割合がお歳暮商戦に関わっているのでしょうか?
楽天市場さんのアンケートでは4割の方が「冬ギフトを贈ろうと思う」と回答していますが、贈らないという方は少数派なのでしょうか?
この記事を書いているわたしもお歳暮を貰ったこともなければ送ったこともない普通のサラリーマンでお歳暮って正直な話、あまり馴染みがないのが私の感覚です。
「お中元やお歳暮贈る・貰う派」は3割
お歳暮を贈らない・貰わない私は少数派なの?
お歳暮商戦って、テレビや各種メディアで毎年取り上げられていて、「お歳暮を贈らない・貰わない私は少数派なのか?」と心配になってしまいますよね。
お歳暮を貰う方はお返しをされているでしょうが、そもそも「お歳暮を贈る・貰う」方々は3割程度しかいないようです。
アンケートの結果からも、現代では「お中元・お歳暮を贈る方の方が少数派」と言えるのではないでしょうか。お中元やお歳暮を贈らない・貰わないからと言って不安になる必要はなさそうですね。
「今年、お中元・お歳暮を贈るかどうか」のアンケート結果
上のアンケート結果では、「お中元・お歳暮を贈る」と答えた方が約3割。
「贈らない」と答えた方は7割です。
さらに「お中元・お歳暮を贈らない」と答えた7割の方の90%以上が「お歳暮をそもそも贈ったことがない。」もしくは「何年も贈っていない」と回答しています。
「いつからお中元・お歳暮を贈っていないか」のアンケート結果
楽天市場、暮らしニスタ2社のアンケート結果からも、お中元・お歳暮に参加している方々は約3割程度しかいないことがわかると思います。
最近では、働き方も多様化しており、「お中元やお歳暮が禁止されている」という会社もあるようですね。※わたしの会社では禁止はされていませんが、お中元やお歳暮を贈る文化がありません。
帰省暮が人気の理由
今年はコロナで年末・年始は帰省できないので、「お中元・お歳暮を家族に送る」という帰省暮が人気。
普段はお中元・お歳暮を贈ったことが無いという方も「帰省できない代わりに家族にお歳暮を贈る」という意見が多くなるもの納得できますよね。
普段はお中元・お歳暮を贈っていない方々もこれを機に家族に贈ってみては?
お歳暮選びのポイント
お歳暮はいつ送る?
お歳暮を送る時期は東日本、西日本で若干異なっていて
東日本では11月下旬~12月末、西日本では12月13日~12月末となっています。
東日本・西日本いずれも12月末あたりまでに相手方に届くように送るのがマナーですが、
12月末を過ぎてしまった場合は1月7日(松の内)までであれば「お年賀」。
1月7日(松の内)~2月初(立春の前日まで)は「寒中御見舞」として送るようにしましょう。
「お年賀」や「寒中御見舞」として送る場合は、表書きをそれぞれ替えて送りましょう。
お歳暮を選ぶときのポイント
当たり前な話ですが、貰っても嬉しくない品を送っても喜ばれませんので、相手の方の好みを事前にリサーチしておきましょう。
ご家族がいる相手ならご家族のお好みも事前にリサーチしておくと◎
意外に多い失敗が「アルコールを全く飲めない方にお酒を送ってしまった。」とか、「甘いものが苦手な方にお菓子を送ってしまった」という失敗談。
相手方の苦手なものを後から知って後悔するよりも、事前にしっかりとリサーチする方が贈る側も、
いただく側も幸せになる事ができます。
高価すぎる贈り物は気を遣わせてしまう可能性も
世間一般のお歳暮の予算平均は3,000円~5,000円程度が一般的とされています。
高価すぎる贈り物は送られた側に気を遣わせてしまう可能性もありますので要注意。
特にお世話になった方への”特別な贈り物”であれば1~2万円程度が世間一般の相場かと。
定番のお歳暮
お歳暮の定番といえば、「ハムやソーセージの詰め合わせ」に鍋用の「かに」や「ふぐ」、「ビール」などのアルコール飲料。
例年人気が高いものは「保存が出来てお正月にいただきたいちょっと豪華な食品」です。
さらに、焼き菓子や洋菓子などのお茶うけに最適なお菓子類、各地のご当地グルメの取り寄せに加え、
カタログギフトなども最近では人気でお歳暮の本命となっています。
あとは贈り物といえば保存の出来るコーヒーや嫌いな方が少ないスイーツ、季節のフルーツなども忘れちゃいけませんね。
お中元・お歳暮のまとめ
普段はお中元やお歳暮を贈るかたも少ないようですが、今年は「年末年始に田舎に帰省したくてもできない」という方は、帰省暮を贈ってみてはいかがでしょうか?
わたしも今年は帰省できそうもないので、実家に帰省暮を贈りたいと思っています。