KINGDOM-キングダム【9巻】のあらすじや掲載話、登場人物のまとめと『すでにもう見た事がある方』も『これから見たい』という方にも、キングダムの魅力とキングダムを何倍も楽しむ方法を見どころとネタバレも含めてご紹介します。
なお、キングダムは現在アニメ化されていたり映画化もされており大人気となっていますのでこちらの情報も合わせてご紹介
キングダムのアニメ&映画情報
現在、放送されているキングダムのアニメや映画の情報です。
アニメ「キングダム」
第3シリーズ:2020年4月5日24:15からNHK総合で放送開始
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声の出演:
映画「キングダム」
2019年4月19日公開
出演:
前巻までのあらすじ
信は初陣・蛇甘平原の戦い(魏国との戦)において、功績を積み上げて百人将(百人の歩兵部下に持つ将)になった。戦の褒章金で甲冑を買いに行った帰り、同じ伍の仲間となった羌瘣に出会う。
羌瘣は「王宮には絶対に近づくな」と信と一緒にいた河了貂に忠告した。
翌日、王宮の肆氏から「大王・政の身が危ない」と知らせがあり、王宮へ向かった信と河了貂の2人。
王宮では複数の刺客たちが政の命を狙って暗躍していた。
KINGDOM-キングダム【9巻】の収録話(ネタバレ注意)
第86話 黒幕
秦王・政が寝所の扉を開けると、そこにいたのは信と河了貂。
政は信の体についた"返り血"を見てすぐに状況を察した。
「信を王宮に呼んだのは肆氏(しし)。刺客の数はおそらくまだ10人以上いる。」
政は冷静な判断で信と河了貂に情報を聞いた。
信は政の頭のキレに感心するが、政は信の成長ぶりにもう剣では敵わないかも知れないと洩らした。
政は信と河了貂、宮女の向を連れて秘密の抜け道に向かった。
- 王宮内では -
昌文君、副官の壁、肆氏が集まっている
警備の衛兵がことごとく倒されており、まるで軍が通った後のような有様だ。
肆氏は「王宮の守備は意図的にほとんど機能していない」と言う。
副官・壁は刺客を送り込んできた敵は敵国の陰謀かと疑う。
しかし、戦国の世にあっても国王暗殺は"禁じ手"とされており、もしもこの禁を犯した場合、同盟国であっても敵となる。
昌文君にはすでに首謀者が分かっている様子で告げた「今度の首謀者は今のワシにとって最悪の男だ!」
副官・壁も昌文君の"最悪の男"という言葉に思い当たる人物がいた。
政、信と河了貂、宮女・向の4人は秘密の抜け道のある部屋にたどり着き、錠を開け中に入る。
地下道を抜けて王宮の外につながる扉を開けようとするが扉が開かない!
扉の外側からカギがかけられているという政
政は秘密の抜け道が敵に読まれていたことを察した。
この秘密の抜け道は配下の昌文君ですら知らない抜け道で、この抜け道を知っていたのは政ともう一人は政の父・荘襄王に仕え全てを把握していた呂氏だけだ。
信の目に数人の刺客の姿が見えた。
第87話 千年の名
数人の刺客の中に羌瘣の姿があった。
現れた刺客に信と政、河了貂も身構える。
刺客の中には信がかつて王弟の反乱のときに倒した朱凶族の姿もある。
その朱凶の一人が信に向かって駆け出し、攻撃してくる。
信が向かってきた朱凶族の刺客を一刀で斬り倒した!
斬られた朱凶の刺客は勢いがついたまま王宮の壁に激突して倒れる
今さらお前らに用はねぇ・・・信がつぶやいた
羌瘣が信に歩いて向かってきた。信と羌瘣は話を始めた
「羌瘣の正体は刺客であったこと、秦王を殺しに来たこと」羌瘣は素直に認め、「秦王の首を持って行く」と言う
信と羌瘣の戦いが始まった。
信のすばやい攻撃を羌瘣は剣を使わずに、全て完璧に避けている
信が羌瘣に「突き」を繰り出した。
羌瘣が音もなくジャンプし、信の剣の上に立った
第88話 戦友
先の蛇甘平原の戦いで一緒に戦った信の伍仲間・尾兄弟たちは酒を飲んで戦の話に盛り上がっている。
「信と羌瘣どっちが強いのか」という話になったが、尾平は「ひょっとしたら羌瘣の方が強いのではないか」と話す。先の戦では、羌瘣を見た全員が同じことを思っていたという。
「羌瘣は人じゃねェ」
剣の上に立った羌瘣が降りると同時に信を斬り付けて告げた
「大王覚悟」
羌瘣に斬られた信が立ち上がり羌瘣に襲いかかる。激しく戦う2人だが、羌瘣の剣は何度も信に当たっている
信は「秦王・政を戦友だから命を張って助ける」と言い、また「信にとっては羌瘣も同じ戦争で共に戦った仲間だ」という。刺客である蚩尤・羌瘣が戦場に行くことは同業の刺客にとっては考えられないことであった
信の言葉に顔を歪める羌瘣
「お前ごときに・・蚩尤の何がわかる!」
羌瘣の剣に重みが加わり、羌瘣の剣を受けた信が吹っ飛ばされた。
「貴様・・本気で殺すぞ」 信と羌瘣の斬り合いがさらに激しくなる。
2人の戦いを見ていた刺客の朱凶族長・燕呈(えんてい)に配下の刺客が「そろそろ動き刻ではありませんか?」と声をかけた。
第89話 弱点
信と羌瘣の斬り合いは激しさを増して、信は血だらけで戦っている。
羌瘣に信の剣がクリーンヒットすることは無かったが、信の剣が少しずつ羌瘣の体に近づいている
ガキィィィン!
これまでは全て刀を使わずかわしていた羌瘣だったが、羌瘣が信の剣を初めて刀で受けた
「フォーーー」
羌瘣が深く深呼吸して、またも2人の激しい斬り合いが再開された
かつて、蚩尤に仕えていた朱凶族曰く
蚩尤の名を継ぐものはただ一人しかいない。
常人にはない特異体質を持つと言われる蚩尤の血族は同族内で殺し合いをして最強を証明する。
蚩尤は千年もの間、血族同士で最強のものに蚩尤の名を継承しているという
朱凶族長・燕呈は蚩尤の羌瘣が歩兵仲間と言う理由だけで信を殺せない状況に
「もはや蚩尤は崇める対象でもなく憚(はばか)る対象でもない。王の首は朱凶がもらうぞ!」と言い放つ
すると、朱凶族の後ろにある扉が開き、十人を超える号馬(ごうま)族が現れ朱凶の一人を倒してしまった。
この状況に、信が羌瘣に告げる
「オイ羌瘣。一時休戦だ」
第90話 時間稼ぎ
朱凶族長・燕呈と号馬族の戦いが始まった。 号馬族は一人一人が只者ではなくその数は13人いる
号馬族は羌瘣を強敵とみなし、10人で陣形・黒鶴(こくかく)の陣を使ってきた
羌瘣が信に30秒時間を稼げといいその場に座り込んでしまった。
号馬族の前に歩いてゆっくりと近づき突然襲い掛かった信だが、号馬族の一人に脇腹を殴られ血を吐き出す
信が必至に号馬族の陣形の真ん中に突進して10人全員を相手に剣を振り回す
信が後ろから号馬族に斬り付けられたが、「カカカ」と笑って、羌瘣の作戦通りだという
すると座っていた羌瘣が立ち上がり「十分だ一回り分の呼吸は戻った」と一言
トーン・タンタン
トーン・タンタン・・
羌瘣がリズムをとりながら舞った
一瞬で5人の号馬族の首が胴から切り離された!
第91話 本領
斬られた号馬族の首が床を転がるが、なおも羌瘣はリズムをとり続ける
トーン・タンタン
トーン・タンタン・・
号馬族の男たちが四方に飛んで逃げた
羌瘣がどのように仲間を斬ったのか理解できずに、羌瘣の剣の異常さに多量の冷や汗を流している
信は壁際に座り込み羌瘣の強さに圧倒されながらも、どんな道を歩んでその剣技を手に入れたのか思考していた。
号馬族は羌瘣の技が長続きしないことを予想し、距離を保つ作戦に出た
逃げる号馬族に対して羌瘣がリズムを取りながら舞う
羌瘣がさらに2人の号馬族を斬ったが、表情は青ざめて顔からは汗が止まらない
チャンスとばかりに羌瘣に襲い掛かる号馬の男を「ヒン」という音と共に斬り倒して羌瘣は力尽きて倒れた
この場に残っているのは号馬族3人と朱凶の族長
河了貂が状況を整理するが、信は壁に背を付け座り込んだまま戦える状態ではない
号馬族が大王・政を殺しにかかるが、信がひん死の体で立ちふさがる。
すると政が信に告げた「信。俺たちの粘り勝ちだ」
大王・配下の昌文君、副官の壁らが兵隊を引き連れて駆けつけた!
第92話 秘密
昌文君、副官・壁たちと兵士の手によって生き残っていた刺客は全員生け捕りにされた。
宮女・向が安心して腰が抜けたようにその場に座り込んでしまった
突然、号馬の一人が大王・政の後ろから斬りかかった!
河了貂がとっさに吹き矢で号馬の目を攻撃し、よろけた号馬の男を政がみごとに両断した
大王・政の姿に見とれる宮女・向
その場にいた暗殺者たちは全て、昌文君率いる兵士たちの手によって捕えられた。
その夜
大王・政の命を狙った刺客の羌瘣であったが、信が羌瘣を擁護する。
「気を失うまでおれたちのために戦った。目を覚ますまで様子をみる」と主張する信だが、
「大王の命を狙った刺客だ」と退かない副官・壁
壁の言葉にも「羌瘣はおれの伍の仲間だ!」として、信は羌瘣をかばおうとする。
信は熱を出して寝込んでしまった。
羌瘣は目をさまし信の寝ている間に去って行った
河了貂が羌瘣を見つけていう
「女だろ!」
第93話 正体
羌瘣が額に巻いた布を取って素顔を河了貂にさらした 「熱くなるほどのことでもない。こんなことは」
大王・政も羌瘣が女であることを信に話していた。
政は以前から千年続く蚩尤の名を継ぐものは常に " 女 " だと知っていたのだ
河了貂が羌瘣を相手に「おれに蚩尤の技を教えてくれ!」とお願いした。
河了貂は女であり、”弱い自分自身”にコンプレックスを感じていたのだ。
その時、捕まったはずの朱凶の長が現れ羌瘣に「力添えをしたい」と告げるが羌瘣はこれを断った
朱凶はその場をあっさりと離れていき、残った羌瘣は「何も分かってない奴らをみると皆殺しにしたくなる」とつぶやいた。 その言葉に河了貂が目を丸くする
信は政に対し、「蚩尤とは一体何なのか」と問うていた。
第94話 祭
「何も分かってない奴らをみると皆殺しにしたくなる」とつぶやく羌瘣
羌瘣の言葉を聞いて、思わず下を向く河了貂
羌瘣は自分の歩んできた道を河了貂に教えた
元々が巫女の類であった蚩尤の一族
蚩尤族は氏族ごとに分かれて山々に点在している。幼少の頃から素質のあるものには修行を積ませて蚩尤の名を継ぐものを輩出することだけに全氏族が全てをかける。
「 祭(さい)の儀式」において
十九ある氏族の中から2名ずつの候補者が選出され、蚩尤の名を巡って最後の一人になるまで戦うことを強いられる。
羌瘣は祭で姉妹同然に育てられた"象姉(しょうねえ)"を失った。
羌瘣は祭で最後の一人になったのではない。
祭の前夜、羌瘣と戦いたくない象姉がお香で羌瘣を祭が終わる時間まで眠らせたのだ。
目が覚めた羌瘣が祭の行われる場所へ行くと、そこにはおびただしい数の蚩尤たちの首が転がっていた。
第95話 掟
どうしても羌瘣と戦いたくなかった象姉はお香で羌瘣を眠らせた
羌瘣が寝ている間に数十人の氏族の候補者たちが祭の会場に集まっり羌瘣不在のまま祭は開始された。
象姉は複数の氏族の候補者たちから開始と同時に一斉に攻撃を受けた。
祭ではたとえ同族の2人であっても共闘することは " 掟 " で固く禁じられている。
しかし「羌瘣の不参加」と「象姉への一斉攻撃」は、
2人の実力が候補者の中で抜きんでていたため黙認されたというのだ!
羌瘣は全てが終わった後に氏族の長に事実を告げられた。
さらに
「自決しろ。敗者は一人残らず骸に。それが千年よりつらなる蚩尤族の " 掟 " だ!」
この言葉にキレた羌瘣は泣きながら年寄り達を皆殺しにしたのだ
第96話 呂氏派
祭で象姉を罠にはめたのは全て、幽(ゆう)族の連(れん)の仕業だった。
幽族の連が結局、最後まで生き残り蚩尤の名を継いだのだ。
幽族の連を探し出して殺す事しか今の羌瘣にはないのだ
羌瘣の去り際、河了貂がいう
「一番悔しいのはその場に居られなかったことなんじゃないのか!?オレもそれが怖いから。だから戦場に行きたいんだ。。」
今度の「秦王暗殺未遂事件」は政をさしおく「圧倒的・独裁者」その男が秦王・政にまで牙をむき始めたことを意味していた。
政配下の昌文君、副官・壁たちは捕えた暗殺者たちの口から主犯が " 呂氏 " であることを確認していた。
その場には、秦王・政、昌文君などの文官だけでなく信も参加している。
信が主犯の呂氏を早々に斬首にしろと言うが、昌文君たちは「簡単には出来ない」とした。
王弟の反乱が終結した今、朝廷は呂氏派一色となっており、呂氏を裁くことなど不可能
秦王である政派よりも、「人数も人材も全ての面において、呂氏派勢力がはるかに上だ」というのだ。
今度の事件の「落としどころ」を算段している最中、王宮内に呂氏到着の急報が告げられた!
キングダム9巻の主な登場人物
キングダム9巻の見どころ
蛇甘平原の戦争で伍の仲間となった羌瘣の剣技の秘密が明かされています。
表紙も主人公・信のバックにデカデカと羌瘣が描かれていて羌瘣の重要性が伺えますよね。
それにしても秦王・政に刺客を送りつけてきた呂氏が憎らしい!
絶対に許せないですが、呂氏は政派よりも勢力的にはるかに上を行く秦国の丞相
どうにかして呂氏に一泡吹かせてやりたい!そんな気持ちにさせられるキングダム9巻です。
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