こんにちは、今日は手首の舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折の治療のため、病院で折れた骨をくっつける手術の際に埋めたピンニングの「ピン」を抜く抜釘(ばってい)手術をしてきたので、体験談として記事を書きたいと思います。
抜釘は”ばってい”と読みます。
手術で埋めたプレートとかピンなどの器具を除去する際に使われる医療用語みたいです。(私も今回の手術で初めて知りました。)
事前情報
2020年6月に手首を殴打してことが原因で近所の病院へいきました。最初は捻挫くらいにおもっていましたが、その後、近所の病院でレントゲンを撮ってみると舟状骨という骨が骨折していたことが判明。
最初は折れた骨が綺麗な角度だったため、ギプスで固定して様子見していましたが3週間程経ったある日、いつものようにレントゲンを撮ってみると折れた骨がずれてきていることが判明。
紹介状を書いてもらい大きな病院へ行くことになりました。
この時の記事はこちら↓にまとめていますので、興味がある方は読んでみてください。
2020年7月1日に紹介された病院で3日間の入院を伴う舟状骨骨折のためのピンニングという手術をしました。
当初の予定ではピンニングではなく、チタン製のスクリューのような医療器具を折れた骨に埋め込んで固定する手術の予定でしたが、骨が脆くてボロボロになってしまうという事で、急遽、術式を変更してピンニングという手術方法になりました。
手術中は眠っていたので痛みなどはなかったのですが、一定時間が経過して麻酔が切れると2~3日の間は激痛に耐える日々が待っていました。
(骨にピンを刺す手術なので、そりゃ痛いですよね。。)
しかし、4日目の朝くらいからは今までの痛みが何だったんだろうと思えるほど急激に痛みが和らいだと記憶しています。
この時の記事はこちら↓にまとめていますので、興味がある方は読んでみてください。
退院してからは、2か月ほどのギプス生活になったので、色々と悩みを抱えました。
ギプス生活で感じた悩みに関する記事はこちら↓にまとめていますので、興味がある方は読んでみてください。
2020年9月には無事にギプスを外すことができ、その後は1か月に1度のレントゲンと3か月間隔でのCT検査で経過観察を続け、本日、2020年7月1日の手術の際に埋めたピンを抜く手術となりました。
上の画像はギプスが取れた後の画像で、矢印のところに手術の際の傷跡がうっすらと見えます。
この傷痕は時間の経過と共に徐々に目立たなくなり、おおよそ2~3か月程度で傷跡が分からない程度まで回復しました。
抜釘(ばってい)手術
わたしが経験した抜釘手術は日帰りでの手術でした。
ピンを埋める手術の際は3日間の入院が必要でしたが、今回は日帰りなので気楽です。
しかし、以下を病院から厳守するように言われました。
・朝食は抜く事(飲水は可)
・新型コロナの症状がないことの確認書類の準備
(発熱がない、味覚障害がない、コロナ感染者と濃厚接触していないなどの書類)
病院からの指示通り、朝食は食べずに書類を用意して病院へ。
術前
今回も手術前に看護師さんと軽く面談がありました。
担当の看護師さんへ書類を渡した上で、体温を計測し、血圧を図って手術の時間を待ちます。
名前が呼ばれ、看護師さんと一緒に手術室へ移動し更衣室で手術着に着替えます。
名札を渡され、首にかけるように指示されたら貴金属類を付けていない事をチェックしていざ手術室へ移動。
緊張の抜釘手術
今回の手術はめちゃめちゃ緊張しました。
手術台に仰向けで寝かせられ、左手には点滴、右手は腕の付け根あたりから指先まで綺麗に消毒。
足先には心電図用のクリップのようなものを付けられます。
先生が2名と看護師さんが2~3名の体制で手術がスタート。
まずは術前のレントゲンから始まります。
(手術の前後でレントゲンを撮影し、手術後に異物が残っていない事を確認するのだそうです。)
局所麻酔がめちゃめちゃ痛い
最初に麻酔の注射をするのですが、これが痛いのなんのってさすがに苦痛で顔が歪みます。
2回に分けて麻酔を打たれたのですが、骨のあるあたりまで深く注射針が刺されている感覚がありホントに痛い!
麻酔の注射の痛みが一番痛かったです。
麻酔のその後
私の場合は3本のピンで折れた舟状骨を固定していたのですが、ピンを抜くときは痛みというよりかはゴリゴリと骨に響く様な間隔がありました。
麻酔がしっかりと効いていたので、ピンを抜くときには痛みはなく、ピンが抜けた後の患部を縫われている感覚も全く感じませんでした。
(ただし、自分の血液が手に垂れる生暖かいような感覚は若干感じました。)
抜釘手術の後
手術が終わると、患部をキレイに包帯で巻かれて再度レントゲンを撮って終了です。
手術にかかった時間はおよそ30分程度でした。
手術前・後の着替えや手術の準備を含めても60分程度だったのでとても早く感じました。
その後は会計をして飲み薬(痛み止め、胃薬、抗生物質)を受け取って帰宅しました。
今回の手術でかかった費用はおよそ1万2千円でした。
入院も無く、局所麻酔での日帰り手術であったため費用も安く抑えられたので非常に助かりました。
この記事のまとめ
抜釘手術は麻酔がめちゃめちゃ痛かったのですが、麻酔が効いてくると触られている感覚はありますが痛みはほとんど感じませんでした。
麻酔が切れてきたためか、帰宅して4~5時間経過した現在は患部がズキズキと痛んでいますw
通常、舟状骨の骨折は骨の回復に時間がかかる骨折と言われており私は1回目の手術からピンを抜くまで実に6か月の時間を必要としました。
骨折すると金銭的にも仕事や学業などにも支障をきたしてしまうので、みなさんもお気を付け下さい。
そして、今回の骨折で世間ではコロナが猛威を振るっているにも関わらず、お世話になった先生や看護師さんたちへ感謝の言葉をお伝えしたいと思います。
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